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ビートルズのアルバム"ヘルプ!"の解説と収録曲まとめ

ヘルプ



 

 

 

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1 アルバム解説

レコーディング日 1965.2.15- 1965.6.17

発売日 1965.8.6(UK) 1965.8.13(US)

  Help! - ビートルズ

何と言っても、このジャケットデザインを語らないわけにはいきません。 このジャケットを担当した写真家はRobert Freemanと言ってビートルズの他のアルバムも手がけた人です。ジャケットでは、メンバーがそれぞれ違った格好をしていますよね。これは手旗信号で、一人一人がちがうアルファベットを表現しています。四人がいったいどんな文字を表しているのでようか。気になりますよね。

このアルバムのタイトル、思い出してください。H・E・L・Pですね^^!

ということで答えですが。ビートルズのメンバーは、それぞれ、”NUJV”という文字を表しています!!!!!

 

ええぇえええ!!!!!????って思いますよね笑

 

当初、本当は手旗信号でHELPの文字を表現しようと思ったそうです。しかし、あまり格好が良くないということで同じく手旗信号なのですが”NUJV”という文字の格好をしたそうです。んじゅぶって面白いですね〜!

 

ヘルプ!はアルバムだけではなく、映画もありますね。そちらの方はまた後日語らせていただくとして、今回はアルバムのんじゅぶ、、、じゃなかった、ヘルプについて一緒に楽しみましょう〜:)

 

2 各曲について解説

 

1. Help!

  Help! - ビートルズ

この曲はビートルズの曲の中でも有名な曲ですよね。もう、説明も要らないくらいだと思います。日本では「なんでも鑑定団」のテーマ曲に使われていたり。この曲はジョン・レノンによって作られました。映画のHelp!のために書いたのですが、みんなはロックンロールと言ったけど、そう言われるまで自分では気がつかなかったみたいです。そのあと、自分でも助けを求める意味でHelpと叫んでいたんだって思ったようです。当時多忙でしたもんね・・・。

PVですが、まだ見たことがなかったら是非みてください。4人が1列に座って並んで歌っています。最後に座っているリンゴ・スターは傘をさしています。このシュールな絵が最高に面白いですよね!

 

2. The Night Before

  The Night Before - ビートルズ

主にポール・マッカートニーが書いた曲です。ジョン・レノンはこの曲に関して「自分はよく覚えていない」と言っています笑。2012年にメキシコのライブでポール・マッカートニーが演奏しています。オリジナルのキーで歌っているのもすごいですが、やはり曲そのものがいいのでめちゃくちゃかっこいいですね。曲の間のギターソロも魅力的な曲ですね。

 

3. You’ve Got To Hide Your Love Away

  You've Got to Hide Your Love Away - ビートルズ

この曲はジョン・レノンがボブ・ディランに影響されて作ったものです。この曲についてジョン・レノンがインタビューで答えているのがすごく面白いので紹介したいです。

That's me in my Dylan period again. I am like a chameleon, influenced by whatever is going on. If Elvis can do it, I can do it. If the Everly Brothers can do it, me and Paul can. Same with Dylan.(この曲を書いたのは僕だよ。僕の中のディランタイムだね。僕ってカメレオンみたいにいろいろ影響を受けるんだ。エルビスができるんなら僕もできるし、エブリー・ブラザーズができるんなら僕やポールもできるんだ。)

これは周りに刺激を受け、自分の中で解釈をし、自分のカラーで曲を作り出せるというジョン・レノンのクリエイティビティの過程を説明していますよね。感情を曲で表現するということもボブ・ディランの曲を聴いて影響されたとか。かっこいいエピソードですよね!

 

4. I Need You

  I Need You - ビートルズ

ジョージ・ハリスンによって書かれた少し悲しいラブソングです!当時付き合っていたパティー・ボイドに対して歌っています。ジョージ・ハリスンの曲は少ないので、ジョージ・ハリスンが作ったっていうだけですごく目立ちますよね。そして、一曲一曲丁寧に聞いていくとみんな恋する気持ちを音楽に乗せて歌っていますね。ラブソングを聞いたときは、必ず背景を確かめたくなる習慣がつきました笑。パティー・ボイドですが、将来的には結婚するのですが、そのあともいろいろ複雑な事情があったりして。。。それは、また改めてお話ししたいです!

 

5. Another Girl

  Another Girl - ビートルズ

Anotherはポール・マッカートニーによって書かれた曲です。誰が言ったかこの曲をアルバムの埋め合わせのための曲である、いやそうではない名曲の一つだ、的な議論がファンの間で見られます。ポール・マッカートニー自身は埋め合わせよりもマシな曲であって、ビートルズの曲で妥協で入れる曲はなく、誰かが嫌だったら収録しなかったり、話し合いをすると言っています。僕個人的には好きな曲ですけどね。

 

6. You’re Going To Lose That Girl

  You're Going to Lose That Girl - ビートルズ

バックコーラスというかハモりというのでしょうか、ものすごく綺麗な曲ですよね。聴いたら一瞬でいいなって思う曲です。映画HELP!のなかで歌っているシーンが、すごくかっこいいです。少しくらい照明のスタジオでタバコを吸いながら歌っています。

 

7. Ticket To Ride

  Ticket to Ride - ビートルズ

この曲は僕の他の記事の”ビートルズ初心者がまず聴くべきヒット曲20選”にも入っている名曲です。そちらでも解説しているので、ちがった方面から少し話してみようと思います。2014年にビートルズの曲を大物アーティストがポール・マッカートニーとリンゴ・スターの前で演奏するライブがあったのですが、なんとMaroon5がTicket To Rideを歌ってるんですよね。めちゃくちゃ豪華じゃないですか、これ!まだ見たことない人は絶対見てください!かっこよすぎです。

 

8. Act Naturally

  Act Naturally - ビートルズ

リンゴ・スターのボーカルの歌はなぜか微笑ましく感じてしまうんですよね。リンゴ・スターって存在だけで癒されませんか?この曲はJohnny Russellのカバー曲です。レコーディング順で言うと、ひとまず、これがビートルズ最後のカバー曲で、次にカバー曲がビートルズによって歌われたのは1969年のGetbackセッションです。ついに、ほぼほぼ5枚目のアルバムHelp!でビートルズ全開になりましたね!

 

9. It’s Only Love

  It's Only Love - ビートルズ

甘いメロディーがいい感じのこの曲ですが、作った本人であるジョン・レノンが嫌いな曲なんですよね〜。いや、このラブソング、なんか冒頭は純粋なシャイな純朴な感じのプラトニック系ラブソングかなって思ったのですが、後半は大人っぽい感じを少し出しながら、最後は「愛するって難しいね」みたいな感じで、僕には恋愛の深いところがわからないので評価は難しいのですが、メロディーラインとジョン・レノンの歌声が最高な曲って感じでまとめさせていただこうと思います!自分、ラブソングは語れないっす!さーせん!

 

10. You Like Me Too Much

  You Like Me Too Much - ビートルズ

ジョージ・ハリスンの2曲目です。レノン・マッカートニーが大半を占めるのですが、ジョージ・ハリスンの曲が2つ入るっていうのはファンとしては嬉しいですね^^!I Need Youはパティー・ボイドについて書いたわけですが、こちらも彼女との関係を書いていると思われます。しっかし、ラブソング多いですよね〜。ジョージ・ハリスンの歌声もいいですね。

 

11. Tell Me What You See

  Tell Me What You See - ビートルズ

主にポール・マッカートニーによって書かれた曲です。ラブソングとも取れますが、個人的にはいい親子関係の歌にも聞こえます。この曲の好きなところは、2つあって、まずは独特のイントロです。聴いてみてください。「うんじゃ〜ん、づん、じゃじゃ〜ん」みたいなイントロなのですが、一度聞いたら忘れません。2つめは最後のMmm mmm mmmで終わるところです。特にメッセージはなく、リズムで終わるっていうのがいいですよね〜!

 

12. I’ve Just Seen A Face

  I've Just Seen a Face - ビートルズ

僕の好きな曲です。アップテンポの曲でビートルズの中では特徴的じゃないでしょうか。カントリーな感じなのですが、のんびりしていなくて、そのギャップみたいなのが好きです。ポール・マッカートニーが最近ライブで演奏したり、ライブのセットリストにも入ったりする曲です。この曲はそこまで有名ではないと思いますが、個人的には大好きです!

 

13. Yesterday

  Yesterday - ビートルズ

ああ、もうこの曲は説明不要の不朽の名作ですよね。ビートルズの曲の中でももしかしたらトップ3に入るぐらい有名です。”ビートルズ初心者がまず聴くべきヒット曲20選”でも書かせていただきました。この曲のタイトルはもともとスクランブルエッグだったのですが、ポール・マッカートニーがタイトルを1語にしたくて、Yesterdayってどうかなって考えていました。しかし、ちょい田舎くさいかなって思ってたところをジョージ・マーティンがそれでいいやんけ!って説得してYesterdayに落ち着きました。

多くのファンがいるこの曲ですが、和田昌さんによると、66年だけはポール・マッカートニーはYesterdayの歌の終わりの余韻の箇所に"Yesterday~"と歌っているそうです。他は余韻と共にリズムを刻みながら"ん〜ん〜ん〜〜〜♪"で終わります。

ポール・マッカートニーはソロになってTomorrowって曲も作っていますので、そっちも要チェックです。

 

14. Dizzy Miss Lizzy

  Dizzy Miss Lizzy - ビートルズ

HELP!をしめる最後の曲は・・・カバー曲なんですよね〜。最後の曲って大事と思うのでビートルズで締めればいいのにって思うのですが、、、そんな感じではないのでしょうかね〜。こちらもAct Naturally同様にカバー曲なのですが、Act Naturallyよりもさきにレコーディングされました。Dizzy Miss Lizzyは1969年にトロントライブでソロで歌っているのですが、後期のジョン・レノンのあのスタイルで歌い上げている様がものすごくかっこいいです。震えますよ!

 

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3 ビートルズのアルバム"ヘルプ!"の解説と収録曲をまとめて

ビートルズのアルバムでは5枚目になるますが、歴史にのこる大傑作ですよね。ビートルズの十年の歴史を俯瞰してみると、これからもどんどん傑作を生み出していくのですが、ビートルズの歴史を時系列的に見ていくと、どんどん実力を上げて音楽に落とし込んでいるのがわかりますね。ヘルプ!の曲は例えば、有名番組のテーマ曲に使われたりして、今でも身近に聞く機会があります。Yesterdayもまた本当に名曲で、その作られた過程なんかを知ると、神様がついているのかなっていうレベルだと思ってしまいますよね。

今回一緒に楽しんでみたヘルプ!ですが、このアルバムが発売されて50年以上たつことを考えると、これは本当にすごいことだと思います。

 

 

読んでくれてありがとうございました。ビートルズが本当に好きなので、これからもいろいろビートルズに関してブログを書いていこうと思います!

 

 

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