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ビートルズのアルバム"ビートルズ・フォー・セール"の解説と収録曲まとめ

ビートルズ・フォー・セール



 

 

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1 アルバム解説

レコーディング日 1964.8.11- 1964.10.26

発売日 1964.12.4(UK)

  Beatles For Sale - ビートルズ

 

4枚目になりますが、依然としてカバー曲がある程度占めています。Mr MoonlightとかRock And Roll Music、Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!、Words Of Love、Honey Don’t、Everybody’s Trying To Be My Babyがカバー曲になります。オリジナル曲とカバー曲のいい具合に混ざり合ったこのアルバム、ビートルズ・フォー・セールを見ていきましょう。

 

ところで、ジャケットがかっこいいですよね〜。正面を向いたキリッとしたビートルズ。謎にリンゴ・スターだけちょい斜めなのもいい味を出しています。それよりも謎なのが、手前にあるモヤっとした緑のなにかオレンジ色のなにかですね笑。これ、なんなんですか?知っていたらぜひ教えてください笑。

 

 

2 各曲について解説

 

1. No Reply

 No Reply - ビートルズ

いや〜、ラブソングですね笑。「好きなあの子の家まで行ったけど、彼女はまだ帰ってないよと、親から言われたけど、そんなの嘘って知ってるよ。だってさ、きみが家に入るところ見たもん!(怖!)

他の男と手をつないで歩いてたの見てまじ死にそう〜」っていう、、、悲しいラブソングですね。歌詞を読むと、少しストーカーっぽく?いや、諦めの悪すぎる感じに思えます。こういうラブソングって共感を呼ぶんですかね?ぼく、そこら辺疎いのでよくわからないんですけど、みなさんどう思いますか? ちなみに歌詞の中の walk hand in handというのは、「手をつないで歩く」って意味です。

 

2. I’m A Loser

 I'm a Loser - ビートルズ

No Replyで「ああ、まじ死にそう」とまで叫んだ悲しいラブソングで始まったと思いきや、2曲目はI’m A Loserっていう笑。しかし、曲のテンポは軽快で、悲しさを頑張って吹き飛ばしているような、そんな感じがします。ぼくが特に好きな歌詞は’My tears are falling like rain from the sky’ですね。僕の涙は空から降る雨のようだってすごく詩的でいいですよね。

 

3. Baby's In Black

 Baby's In Black - ビートルズ

黒と青の対比が効いた歌。彼女は彼のことを思って黒を着ている、彼女を思う僕の気持ちはブルーだ。といういわゆる三角関係ってやつでしょうか。この曲を語るとき、ジョン・レノンはIf You Gotta Make A Fool Of Somebodyという歌を口にしています。当時ワルツやちょっとブルーな曲も頭にあったみたいです。

 

4. Rock And Roll Music

 Rock and Roll Music - ビートルズ

いかがでしょうか。タイトルはRock And Roll Music!もう王道中の王道じゃないですか?聞いたらわかると思いますが、この曲はChuck Berryによって書かれたものです。なんかチャック・ベリーっぽいな〜って思ったらやっぱりそうでした笑。一流って「ぽさ」がありますよね。で、チャック・ベリーの曲を聴いてみたのですが、やっぱりビートルズが上をいってるんですよね〜。

まぁ、僕は音楽評論家ではないので、かんたんにこんなことが言えちゃうんですよね。

責任のない立場で申しますと、ビートルズの方が演奏やシャウトなどでロックンロールって感じがします!ただ、Chuck Berryというレジェンドがいなかったらこの曲はなかったわけで、こういった曲のリレーにすこしうるっときて感動します。そして、カバーするなら原曲を超えてみせるっていうビートルズの勢いが感じられます。

 

5. I’ll Follow The Sun

 I'll Follow the Sun - ビートルズ

この曲はポール・マッカートニーが16歳のときに作った曲です。まじですよ。この曲が16歳作って。天才っていうんですかね、この牧歌的なリズムを16の時に刻んでいたんですね〜。しかも、この曲はインフルエンザが治ってタバコを吸いながら作ったそうです。(なんかいろいろ「えっ!?」って思うことがありますよね笑。しかも、このタバコってもしかして、あっちのやつ???)そして、初期の初期とも言えないこのアルバムに収録するということがまたすごいですよね。幼少期の曲というのは大体の人は黒歴史になるのに・・・ポール・マッカートニー、さすがですよ。。。

 

6. Mr Moonlight

 Mr. Moonlight - ビートルズ

んmミスタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜アァァァアンアムンライッ〜!のシャウトで始まるこの曲。ジョン・レノン意外にこのシャウトができる人はいるのでしょうかね。てか、やっぱジョン・レノン歌うますぎですよね。歌唱力がありすぎです。この曲はDr. Feelgood & the Internsのカバーですが、こちらの場合、冒頭が「ミスタァァアァァアアムンラァァアアアーーーイ」という感じで、ジョン・レノンの「んmミスタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜アァァァアンアムンライッ〜!」とは違った印象を覚えます。こういう違いを楽しむのもビートルズの醍醐味ですね!

 

7. Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!

 Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey! - ビートルズ

曲を聴いたら少し古き良きリズムだなって思います。この曲はJerry Leiber と Mike Stoller という歌手が1952年に作られた曲です。この曲の特徴はシャウトですね!ポール・マッカートニーもインタビューで体の底から声を張り上げて歌ったし、それが面白い経験だったと言っています。英語ではOut-of-body experienceと言っています。

 

8. Eight Days A Week

 Eight Days a Week - ビートルズ

この曲はもう言わずと知れた超有名ナンバーです。最近のポール・マッカートニーのライブでも一番最初に歌われたりしています。一週間がまるで8日あるように感じるほど忙しい毎日を過ごしていたビートルズにはぴったりの歌ですよね。歌詞を読むと一週間に8日も君のことを考えてるよっていうラブソングなのですが、曲の生まれた経緯としては忙しさだったようで笑。忙しいな〜って気持ちを歌うのは他にもA Hard Days Nightsとかあったり、名曲ですよね笑。忙しいときほど才能がほとばしるのでしょうね!

 

9. Words Of Love

 Words of Love - ビートルズ

Buddy Hollyが1957年に発表した曲です。個人的にこの曲がすごく好きなんですよね。カバー曲は正直言ってビートルズっぽくないからあまり好きな曲は多くないのですが、この曲はなぜかすごく好きなんです。多分、冒頭のハモり方が他ではなかなかないハーモニーを醸しているからではないかと思います。そして、たった2分で終わってしまう潔さ。曲としての完成度を思わせます。僕はカバー曲ではもしかしたら1番好きかもしれません〜。

 

10. Honey Don’t

 Honey Don't - ビートルズ

リンゴ・スターファンならおさえておきたいナンバーですよね。リンゴ・スターの独特のカントリーな歌声とリズムが光る一曲だと思います。この曲はカバー曲なのですが、1956年にCarl Perkinsによって歌われました。原曲のHoney Don’tもすごく好きです。「アッハァ〜〜ン」の所をセクシーに歌い上げるCarl Perkinsに対し、フラットに歌い上げるリンゴ・スターの対比が聴き比べて面白いです!

 

11. Every Little Thing

 Every Little Thing - ビートルズ

この曲は主にポール・マッカートニーが書きました。もともとア・ハード・デイズ・ナイトのフォローアップ曲として作られましたが、結果的にそちらにいかずビートルズ・フォーセールの方に入りました。この曲ではドラムではない重低音の打楽器が入りますが、これはTimpaniというでかい太鼓みたいなやつです。リンゴ・スターが楽しみながら叩いてたみたいです。どんどん!

 

12. I Don’t Want To Spoil The Party

 I Don't Want to Spoil the Party - ビートルズ

レノン・マッカートニーの曲ですがなんとこの曲はリンゴ・スターも関わっている曲だとか。そんなことを知って聞いてみたら、たしかにリンゴ・スターが歌ったらめちゃくちゃあいそうですよね。ポール・マッカートニーはリンゴ・スターもファンがたくさんいるから彼のための曲と言っているものの、実際歌っているのはジョン・レノンです。でも、僕たちならリンゴ・スターの声で脳内再生が可能なので問題ないですよね笑。ですよね笑?

 

13. What You're Doing

 What You're Doing - ビートルズ

君のしてることって意味の曲ですね。ポール・マッカートニーと当時の彼女のジェーンとのあまりうまくいかない激情的な関係を表現した歌になっております。Please stop your lying, you've got me crying, girlという箇所など、まじで直接的な相手への要求ですよね。恋愛の状況によって生まれる歌が違ってくるから、歌手ってのはプライベートも大事ですよね〜。もし、関係がうまくいってたらそれはそれで、こっちが恥ずかしくなるぐらいのベタベタのラブソングなんですかね笑

 

14. Everybody’s Trying To Be My Baby

 Every Little Thing - ビートルズ

「みんな俺の女になろうとしてる」って・・・意味がすごい、、、僕の人生では無縁のフレーズなタイトルです笑。こんなのゴリゴリのオラオラのブイブイ系しか歌えないですよね笑。Carl Perkinsの曲をジョージ・ハリスンがカバーしています。ビートルズがカバーしたCarl Perkinsの曲はHoney Don’t やMatchboxがあります。ジョージ・ハリスンは彼のファンだったそうな。自分の好きなアーティストの曲をアルバムの最後に入れて歌えるって、ジョージ・ハリスンはすごく嬉しかったでしょうね〜。しかし、自分たちのアルバムの最後をカバー曲で締めるっていうのは、僕としては少し疑問ですが、どういう経緯だったのでしょうか。商業的戦略なんでしょうかね。

 

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3 ビートルズのアルバム"ビートルズ・フォー・セール"の解説と収録曲をまとめて

14曲中8曲がビートルズのオリジナル曲で、その他はカバー曲です。アルバム4枚目になるのですが、まだ、カバー曲がほぼ半分占めているんですね。3枚目のハード・デイズ・ナイトは全てビートルズの曲でしたけどね。シングルで発売したものを基本アルバムに収録しなかったりするのは戦略なのでしょうかね。まぁ、結局シングルをまとめたパストマスターズをリリースしているので、すばらしい戦略のようですね笑。ここは僕の勝手な想像ですが。

それでは、14曲振りかえって見てビートルズのオリジナル曲で一番好きだった曲の発表です・・・では、栄えある第1位は(ドラムロール)・・・Baby's In BlackとI’ll Follow The SunとEight Days A WeekとEvery Little Thingです!4曲になっちゃいました。Baby's In Blackのジョン・レノンとポール・マッカートニーのハモりが最高ですし、I’ll Follow The Sunはポール・マッカートニーが16の時に書いてるのがすごいし、Eight Days A Weekは最近ライブでポール・マッカートニー歌ってるし、Every Little Thingは理由なく名曲ですよ。。。

 

 

読んでくれてありがとうございました。ビートルズが本当に好きなので、これからもいろいろビートルズに関してブログを書いていこうと思います!

 

 

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