ビートルズのアルバム"ハード・デイズ・ナイト"の解説と収録曲まとめ
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1 アルバム解説
レコーディング | 1964年1月29日、1964年6月2日 |
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リリース(英国) | 1964年7月10日(モノ、ステレオ) |
リリース(米国) | 1964年6月26日 |
収録曲数 | 13曲 |
収録時間 | 30分 |
いい曲がたくさん詰まった初期の頃の名アルバム、「A Hard Day's Night/ ハード・デイズ・ナイト」。アルバムだけではなくビートルズ初の公式長編映画にもなっています。このタイトルはリンゴ・スターのつぶやきがきっかけっていうのは、ビートルズファン界隈では有名な話です。"A Hard Day's Night"っていうのは英語的に少し違和感がるけど、言葉の響きが良かったみたいです。さらっと書きましたけど、何かが変だって思いましたか?そう、英語のタイトルは"A Hard Day's Night"ですが、日本語では「ハード・デイズ・ナイト」なのです。
リンゴ・スター「A Hard Days Night」
ジョン・レノン「いいやんけ。」
↓ここから僕の妄想。
リンゴ・スター「まじで〜?なら、使って〜。俺のオリジナルやで。(おっしゃー!!!、ぼくの独特の語感のセンスが光ったアイデアが採用されたやで〜。一文字でも変えたらぷんぷんやで〜^^。)」
日本のレコード会社「なるほどな〜・・・う〜ん、最初の"A"消したろか!よっしゃ!ハード・デイズナイトやな!」
リンゴ・スター「!!?!!!??なん・・・だってぇーーー!。はぁ、はぁ、、、一文字でも変えたらあかんのにぃ・・・。し、しかしまだ映画が・・・・(チラっ)」
日本の映画会社「"ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!"」
リンゴ・スター「お気付きだっただろうか?この時全てを諦めた僕の表情がアルバムジャケットに出ていることを。もう一度アルバムジャケットを見て欲しい。一番下の段が僕だ。これが、他の三人に比べてなぜぼくだけ一枚も笑顔の写真がないかの理由なんだよね。」
*ぼくの妄想終了
と言う風に、僕の妄想全開でお届けしましたが、まぁつまり、いつの時代も邦題ってのはオリジナリティが炸裂していますね〜笑。ついでにアルバムジャケットの話もしたいです。このいろんな表情のビートルズが見れるジャケット面白いですよね。ロバート・フリーマンという写真家が撮ったもので、4人に違う表情をするように頼みました。映画のフィルムを思わせますね。映画もあったし、ぴったりのコンセプトだと思います。映画の最後もこの写真が使われているようです。(見たのがめちゃくちゃ昔なので、また改めて見た時にレビュー書きますね。)
さて、曲の話をしましょう。
個人的にはジョン・レノンの書いたバラード、”If I Fell”が隠れた名曲です。理由はまたこの先で述べますが、一言で言うと・・・甘いのです。
さて、各曲についての解説、スタートです!
2 各曲について解説
1. A Hard Day's Night
じゃ〜ん!という音から始まるこの曲。(脳内再生されたオタクさんは僕と同類です笑。)ビートルズの代表的な曲の1曲でもある、A Hard Day's Nightです。冒頭で解説したように、リンゴ・スターの独特の言葉センスが光ったタイトルなのです。意外なところに才能やセンスがあって、そこがリンゴ・スターの魅力ですね。歌詞の内容が、「めっちゃ働き倒して、お金稼いで家に帰ってめっちゃ寝る。」みたいな感じなので、当時のビートルズが心の奥底から本音で歌えた、いや叫ぶように歌ってた曲じゃないか、と僕は思います。まぁ、前回のアルバムでMoney(That’s what I want)つまり、「金、それがぼくが欲しいもの」って意味の歌を歌ってたんで、叶って良かったねって感じですが、当時のビートルズの人気ぶりを見ると少し異常すぎるくらいの人気ぶり、忙しさなので何事もバランスが大切だなって思います。
2. I Should Have Known Better
I Should Have Known Better - ビートルズ
ジョン・レノンの裏声?ですかね、Mineのところがすごく高いキーなのでそこを聴くのがこの曲の聴きどころかなって個人的に思います。また、ジョン・レノンのハーモニカからはいる曲ですが、ハーモニカいいですよね〜。この曲、「もっと(彼女のことを)よく知ってたらな」って曲なんですけど、ある批評には、歌詞の中では純粋なストレートなラブソングなのにタイトルは後悔してる感じだからどうなんだろうって言ってます。確かにそうですね。ただ、僕はそれなりの後悔って読めなくもないなのかなって思います。う〜ん、微妙笑!
3. If I Fell
まず、この曲を聴いてください。ジョン・レノンに恋しますよ。ジョン・レノンが歌い上げるこの歌を聴くともうメロメロになります。僕は男ですが、もうこの曲を聴いた時からジョン・レノンが好きでたまらなくなりました。当時のA HARD DAY'S NIGHTの映画の中で歌うシーンをみると、通常の3倍増しでジョン・レノンがかっこよく見えます。ジョン・レノンが初めてちゃんと書いたバラードと言っています。興奮してジョン・レノン、ジョン・レノンたくさん言ってしまいした笑。絶対見てくださいね笑。
最後のもう一度、ジョン・レノン!
4. I'm Happy Just To Dance With You
I'm Happy Just to Dance With You - ビートルズ
4曲目はジョージ・ハリスンがヴォーカルってルールがあるのでしょうか笑?偶然にも、前のアルバムの4曲目が”Don’t Bother Me”という曲でジョージ・ハリスンの曲でした。I'm Happy Just To Dance With Youはジョージ・ハリスンの作曲ではないのですが、ジョージ・ハリスンが歌い上げています。ジョン・レノンもポール・マッカートニーもジョージ・ハリスンのために書いたとインタビューで答えています。A Hard Day’s Nightの映画ではみんな仲よさそうに輪になって歌っている様子が、見ていてすごく気持ち良いです。仲のいいビートルズが一番ですね〜!
5. And I Love Her
“If I Fell”がジョン・レノンのバラードなのですが、ポール・マッカートニーも(負けじと?呼応するように?)バラードを書いています。それが、この曲”And I Love Her”です。二人の天才がそれぞれバラードを書いてひとつのアルバムに収録しているって、最高じゃないですか?
6. Tell Me Why
最初の「ジャカジャカジャッ!カーーンッ!ジャカジャカジャッ!カーーンッ!ジャカジャカジャッ!カーーンッ!」のイントロがもう最高。ああ、名曲がやってきたなって、いつものように思うんですが、途中で曲の進行が変わるところがあって、そこがフックとなってさらに曲を聴かせられます。 ちなみに個人的にはZoneという日本のアーティストがカバーしていて、それも結構好きです。
7. Can't Buy Me Love
この曲はビートルズの歴史の中でも有名な初期の頃の名曲なので、ビートルズ初心者の方は絶対に聴き込みましょう!タイトルは主語が省略されているのですが、Money Can’t Buy Me Loveというふうに、「お金は私に愛を買い与えることはできない/愛はお金で買えない」という意味になります。めっちゃお金を稼いだビートルズだからこそ言えることでしょうかね。
8. Any Time At All
差し迫った感じが伝わるシャウト!これがAny Time At Allですね!意味は「いつ何時でも!」みたいな意味です。All you’ve gottta do is call~!と歌詞が特に好きで、「君がすべきはただ一つ、おれに電話だ!」ってのがかっこいいですよね。
【電話系ビートルズの曲】
- 電話したらいつでも彼女が駆けつけてくれて、キスもしちゃうお///→All I've Got To Do
- 電話さえしてくれたらいいんだよ、いつでも出るから!→ Any time at all
- 電話してもさっぱり繋がらん・・・言葉が出ないお泣→ You Won’t See Me
9. I'll Cry Instead
この曲、ビリー・ジョエルもカバーしていますよ。ビートルズに比べて力強い感じがします。この曲、失恋してやりきれない思いを怒りとして表現したかとおもえば、すぐに”But I can't, so I'll cry instead”というように”でも、できないんだ。だからその代わりに泣くよ。。。”とかなり哀愁を感じさせる歌で、「もてまくりだぜ、いえ〜い」みたいな曲より(そんな曲はあるのか知りませんが笑)ずっと好きですね。
10. Things We Said Today
曲調はすごくノスタルジックな感じがするのに、この曲を書いた時、ポール・マッカートニーはハッピーデイズという船の上でした。(なんかもっとハッピーな曲調にならないのかなって思いますよね笑)
ただ、正直言ってこの曲はあんまり僕はピンときません。皆さんはこの曲好きですか?好きならどんな感じで好きか教えてください〜^^!
11. When I Get Home
ウォウウォア〜〜〜〜!が効いてるいい感じの曲!曲が始まって速攻「俺は家に帰ったら彼女に言うことがあるんだ」っていって、曲の半分に来てようやく、帰ったら「彼女を抱きしめる」、とか「愛する」とか”すること”は言うのですが、何を言うかは明言していません。そのまま聞き続けると、なんと、「俺は家に帰ったら彼女に言うことがあるんだ、イェ〜イ」とか言うものの、(イェ〜イ笑)最後まで「俺は家に帰ったら彼女に言うことがあるんだ」で終わるとてつもない名曲ですねwwwww。
12. You Can't Do That
You can’t do thatと言う歌ですが嫉妬の歌ですよね。俺が君の愛を勝ち取ったんだ!他の男と話してはいけないよ!みたいな。いい曲だな〜ってなんとなく聞いていたら、あれあれ〜って感じですごい方に内容がいっちゃっいました。こんな男はめんどくさい男だなって思いますね。
13. I'll Be Back
トゥルトゥトゥン♪で始まりますね。あれ、ついさっき「俺が君の愛を勝ち取ったんだ!他の男と話してはいけないよ!」とか言ってたかと思えば、この曲では「もし、ふられたんなら、君から立ち去るけど、まじで嫌だ。戻ってくる」とか言ってます。やばいですね笑。こうなってくると、ストーカーっぽく見えてきました!う〜ん、まあ、複雑な愛とか恋は僕にはよくわからないので、ストーカーってのは撤回しときます。ただ、深い愛の歌ですと、浅いコメントでしめさせていただきたいです。
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3 ビートルズのアルバム"ア・ハード・デイズ・ナイト"の解説と収録曲をまとめてみて
A Hard Days Nighでの個人的なツボを言うと、まさに収録されている2つのバラードです。もちろん、ジョン・レノンの”If I Fell”とポール・マッカートニーの”And I Love Her”です。ジョン・レノンとポール・マッカートニーのバラードですが、皆さんはどちらが好きですか?ギャップ萌えの僕としては、いつもウィットに富んだジョークやいい意味で皮肉屋なイメージのあるジョン・レノンのバラードの方が聴いていて好きですね。曲そのものもずっと心を掴まれるものがあります。是非是非みなさんの意見も聞いてみたいです! 一度このアルバムを俯瞰してみてみると、なんというかコンセプトアルバムのような感じがします。実際そうなのかはよくわかりませんが、多くをラブソングで占められており、最後の方なんかは僕のよくわからないあまりポジティブではない愛の複雑な模様でした。一人の男の傲慢で悲しい愛に飢えた男のストーリーを描いたコンセプトアルバムという理解ができるかもしれません。
読んでくれてありがとうございました。ビートルズが本当に好きなので、これからもいろいろビートルズに関してブログを書いていこうと思います!
By エンジョイ ビートルズ!