ビートルズの歴代シングル売上枚数ランキングTOP10(UK)
ビートルズの歴代シングル売上枚数ランキングTOP10 を皆さんと一緒に見ていこうと思います。
Official ChartsのThe Official Top 50 biggest selling Beatles singles revealed というページのランキングを参考に、各曲についてエンジョイ ビートルズ!が考えたことや調べたことをまとめていこうと思います。
普通ランキングって言ったら1位を最後に、もったいぶっていきますが、ぼくはしません。
だってビートルズの曲だったら1位〜10位まですべて興味ありますよね笑?
どれも同じくらい重要ですから潔く1位から発表します。
では、スタートです!
ランキング参考サイト(Official ChartsのThe Official Top 50 biggest selling Beatles singles revealed)はこちら。
- 1位:She Loves You 【192万枚】
- 2位:I Want To Hold Your Hand 【178万枚】
- 3位:Can’t Buy Me Love 【154万枚】
- 4位:I Feel Fine 【142万枚】
- 5位:Day Tripper/We Can Work It Out 【141万枚】
- 6位:Hey Jude 【111万枚】
- 7位:Help
- 8位:From me to you
- 9位:Hello Goodbye
- 10位:Get Back
- ビートルズの歴代シングル売上枚数ランキングTOP10(UK)のまとめ
1位:She Loves You 【192万枚】
レコーディング | 1963年7月1日 |
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リリース | 1963年8月23日(イギリス) |
裏面 | I'll Get You |
She love You と言った後に、コーラスでYeah!Yeah!Yeah!と入るこの印象的な曲は1960年代に書かれました。ポール・マッカートニーの父親が「Yeah!とはけしからん。きちんとYesと言いなさい」と言ったそうです。波平さんが「ばっかも〜ん!」って、カツオに怒っている感じで脳内再生したら笑っちゃいました。
どの時代にも、言葉遣いをちゃんとしなさいっていう人はいますね。今ではYeahなんて言ってる曲は余裕で聴きますが、当時の感覚からしたらYeah=不良だったのでしょうかね笑。こういう時代を感じるエピソードも面白いですね。
ちなみに、この曲はドイツ語バージョンもありますよね。ぼくはドイツ語はさっぱりわかりませんが、ビートルズとドイツの関係は切っても切れません。ビートルズが若かりし頃、ハンブルグでライブ演奏をしていました。いわゆる修行って感じだと思います。若いうちから海外に渡ってバンド演奏を磨いて実力を上げていったんですね。
しかし、シングルではこのタイトルが1位だったとは正直驚きました。たしかにこの曲もいい曲ですが、ビートルズの曲ではもっと有名な曲も多いですからね。She Loves You は1963年に収録された初期の曲でしたが、そのころ発売されたアルバムには入っていません。それが、この曲がシングルで多く売れた理由なのでしょうかね。
多くの人に1960年代を代表する曲はと聞くと、Rolling StonesのStreet Fighting Manと答えるそうです。しかし、Yeahを連発した新しい勢のある音楽を世に出しロックの歴史を変えたビートルズの曲も1960年代の重要な曲ではないでしょうか。
それからアルバムでは、Past mastersや1に収録されました。リリースした後もランキング上位にい続け、3ヶ月後にまた1位になるなどすごい現象でした。192万枚をUKで売り上げた曲、まだ聴いたことのない人は必ずチェックです!
裏面 : I'll Get You
She Loves You の裏のB面の収録曲はこちらです。
初期の頃のビートルズって少し荒っぽくて、そこがたまりませんね^^
2位:I Want To Hold Your Hand 【178万枚】
I Want to Hold Your Hand - ビートルズ
レコーディング | 1963年10月17日 |
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リリース | 1963年11月29日(イギリス) |
裏面 | This Boy |
5番目にリリースしたこのシングルが歴代2位の売り上げを記録しました。ポール・マッカートニーが当時付き合っていたジェーン・アッシャーの親(金持ち)の家の地下室で書いた曲です。
ポール・マッカートニーはジョン・レノンとの作曲の様子を"One on One, eyeball to eyeball"と表現しています。( 僕はOne on Oneのライブに3回行ったのですがどの会場も超満員で実際にはOne on 5万とかでした笑)
ポールとのOne on Oneは後にも先にもジョンしかいないですよね。まじで最高のコンビです。
I Want To Hold Your Handは1963年の10月に収録された曲なのですが、 アルバムに入ったのはPast Mastersという感じで、後になってから。つまり、聞きたいならシングルを買わなければならなかったという、She Loves Youと同じ感じがしますね笑。日本語のタイトルは「抱きしめたい」なわけですが、僕にはなんだか、「抱きしめろ=シングルを買え」ってメッセージに聞こえてきました笑。
もちろん、全力で抱きしめに行きますがね!
裏面 : This Boy
I Want To Hold Your Handの裏のB面の収録曲はこちらです。
3位:Can’t Buy Me Love 【154万枚】
レコーディング | 1964年1月29日 |
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リリース | 1964年3月20日(イギリス) |
裏面 | You Can't Do That |
この歌はポール・マッカートニーファンは押さえておきたいですね。ビートルズのシングルでポール・マッカートニーが初めてリードボーカルを務めましたから。この曲を書いたのはパリで、からわずかと経たないうちにすぐにレコーディングしたそうです。いろんな国、地域を飛び回りながら作曲をしていくってすごいことですよね。歌詞を見ると「ダイヤモンドの指輪を買ってあげるよ」とか「喜ぶならなんでも買ってあげる」とかからこの歌は娼婦の歌なんじゃないかって誤解されますが、ポール・マッカートニー自身がそうじゃないと断言しています。
6枚目のシングルだったCan’t Buy Me Love、ビートルズの歴史を通しても、第3番目に売れた曲なので、初期の頃のシングルの爆発的売り上げは本当にすごいですね。ビートルズって10年ぐらいの歴史ですが、初期の頃の人気がその後も支えていったんだなっていうのが、こういう数字的な分析をすると見えてきますね。このシングルはA面がCan’t Buy Me Love で、B面がYou Can’t Do Thatってな感じで、なんだか意味深ですよね笑。You Can't Do Thatは「他の男と話さないでね。もしそうするなら家から出さないお^^」っていう嫉妬に満ちた歌です。
当時のジョン・レノンの内心を表現したのかなとも言われています。とにかく、いろんな解釈があっていいと思います。それがファンである楽しみですよね〜!
裏面 : You Can't Do That
Can't Buy Me Loveの裏のB面の収録曲はこちらです。
4位:I Feel Fine 【142万枚】
レコーディング | 1964年10月18日 |
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リリース | 1964年11月27日(イギリス) |
裏面 | She's A Woman |
ぼくが中学生の時に、「せんせー!あい ふぃ〜る ふぁいん ってどういう意味ですか〜?」って英語の先生に聞いたのを覚えています。当時の英語の先生もビートルズが好きでした。さらに、ぼくの担任は社会の先生でしたが、その先生もまたビートルズがすきでした。みんなビートルズがすきな環境でした。このI Feel Fineですが、出だしの「ちゅうぃ〜〜〜〜〜〜ん」が一度聞いたら忘れられないですよね。
この曲もBeatles for saleあたりで収録されたのですが、当時のアルバムには収録されませんでした。あとになってPast Mastersに収録されています。シングルでの売り上げはアルバムに収録されなかった曲っていうのが見えてきましたね笑。
なんかすみません、完全に僕個人の思い出話でした笑。いや〜、、、楽しいですね笑
裏面 : She Is a Woman
I Feel Fineの裏のB面の収録曲はこちらです。
5位:Day Tripper/We Can Work It Out 【141万枚】
レコーディング | 1965年10月16日(Day Tripper)、1965年10月20日、29日(We Can Work It Out) |
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リリース | 1965年12月3日(イギリス) |
5番目に売り上げた曲はDay Tripper/We Can Work It Outです。めちゃくちゃ面白いことに、もうビートルズの人気ぶりがすごすぎて、裏面(B面)にWe Can Work It OUtではなく、両方表面(A面)として売り出したんですよね笑。この発想が最高ですwということで、こちらです。
さてさて、それでですね、We Can Work It Outっていうのはですね・・・神曲なんですよ。
もう、ほんとに聞いたことないなら絶対今すぐ聴いてください。特に好きな歌詞は
"We can work it out. We can work it out"
"Life is very short and there's no time for fussing and fighting, my friend”
です。ポール・マッカートニーが「ぼくたちならうまくやれるよ」と言った後、「喧嘩している暇はないよ!人生短いじゃん」ってジョン・レノンが言うております。
このポール・マッカートニーの陽(ポジティブさ)とジョン・レノンの諦観した感じ(陰)をみよ!陰陽が絡み合うこの歌詞が最高なんですよね。
もう、喧嘩するよりビートルズ聴いて楽しみませんか?人生短いですしね。
ぼくはこの曲を聴いた時に、ポジティブさってなんなのかわかった気がします。全然難しくない、シンプルでわかりやすい感じです。ポジティブでさえいれば、We Can Work It Outって感じで、なんかいろいろうまくいくんですよね。難しく考えて頭を悩ませる時間なんてないんです。人生短いんだから楽しいことでいっぱいにしましょう!と言っても、この曲は当時ポール・マッカートニーが付き合っていた彼女のジェーン・アッシャーと別れを決めた時に作った曲でもあるのです。彼女は彼女の女優の道に進むからロンドンをでなければいけなく、二人の関係は終わりました。そんな背景にこういうポジティブな曲は生まれたんですね。辛い時こそシンプルに笑うっていうのが一番いいんでしょうね。良い曲ですよ、We Can Work It Outは。
すみません、We Can Work It Outが好きすぎてDay Tripperのことを話すのを忘れていました笑。まぁ、いいか笑!
6位:Hey Jude 【111万枚】
レコーディング | 1968年7月29日-30日 |
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リリース | 1968年8月30日(イギリス) |
裏面 | Revolution |
Hey Jude。。。もう説明はいらないですよね。1968年にリリースされたこの曲ですが初めてAppleレーベルがビートルズのレコードにお目見えしました。
当時ジョン・レノンとシンシアが離婚したので、その息子であるジュリアンを心配したポール・マッカートニーが彼のために作ってあげた曲です。もともとはHey Juleで書き始めました。Juleとはジュリアン(Julian)のニックネームです。
また、レコーディングの際にはリンゴ・スターは急にトイレに行って、ダッシュで戻ってきて自分のパートを果たしたそうです。面白いですね。
またHey Judeといえば、Na Na Na~です。ポール・マッカートニーのライブの終盤で必ずやってくれる曲です。2時間のライブを駆け抜けた後、最後観客を巻き込んで一つにする、ポールと時間を共有できるあの感覚を覚えられる他にはない特別な曲です。なので、他のどんな名曲よりも、この曲だけは全然違った意味を持っています。ポール・マッカートニーのライブを語る上で、Hey Judeだけは外せません。そんなビートルズファンならみんな共感してくれると思う、そんな大切な曲です。
裏面 : Revolution
Hey Judeの裏のB面の収録曲はこちらです。
Past Masters, Vols. 1 & 2 - ビートルズ
7位:Help
レコーディング | 1965年4月13日 |
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リリース | 1965年7月23日(イギリス) |
裏面 | I'm Down |
Helpが7位にランクインするんですね〜!シングルの話をすると、Help!のシングルがアメリカで発売されたのが、1965年の7月19日に対して、イギリスで発売されたのは1965年の7月23日というように、本家イギリスの方が発売が遅いという悲しい順番となっております。(プレステ4がアメリカで先に発売されたような悲しさを感じますね笑。)もしかしたら、がっかりしたファンも多いかもしれません。
この時のジョン・レノンのファンに対しての発言も興味深いです。「ファンは”ああ、もうビートルズはA Hard Days Nightの頃のような素敵なビートルズではなくなったんだね”っていう。でも、全員を喜ばせようとすることって無理なんだ。もしそうしたら、自分は誰からも受け入れられなくなる。決断を下さないといけないんだよ。」このジョン・レノンの強い信念が僕は大好きです。
裏面 : I'm Down
Help!の裏のB面の収録曲はこちらです。
8位:From me to you
レコーディング | 1963年3月5日 |
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リリース | 1963年4月11日(イギリス) |
裏面 | Thank You Girl |
これまで見た通りの傾向として、アルバムに入っていなかったらシングルが売れるという法則が成り立っていますね。この曲もアルバムに収録されたのは後になって、Past Mastersです。ツアーの最中に書いた曲で、旅が終わるまでには歌詞はできていたそうです。このシングルのB面はThank You Girlという曲です。Can’t Buy Me Love/You Cannot Do Thatの組み合わせに似て、このシングルの組み合わせもなかなか面白いと思います。ラブソングや女性を思う歌が多いですね〜。
裏面 : Thank You Girl
From me to youの裏のB面の収録曲はこちらです。
9位:Hello Goodbye
レコーディング | 1967年10月2日、19日、20日、25日、11月2日 |
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リリース | 1967年11月24日(イギリス) |
裏面 | I Am The Walrus |
16枚目のシングルです。いい曲ほど、シンプルですよね。この曲がシングルでは第9位なのですね。納得です。ジョン・レノンはこの曲を「"three minutes of contradictions and meaningless juxtapositions".(3分間の対立と意味のない並列)」とズバッと切っていますが、僕個人的には、無意味に見えるポップなリズムが誰も傷つけない、思考を妨げない、ポジティブでハッピーな気持ちにさせてくれるという意味でものすごく価値のある曲に思えます。常に思考を繰り返して知的なイメージのあるジョン・レノンがそういうのも無理はないですが、この曲のとてつもない明るさと優しさと面白さに救われたファンは多いと思います^^!
裏面 : I Am The Walrus
Help!の裏のB面の収録曲はこちらです。
10位:Get Back
レコーディング | 1969年4月11日 |
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リリース | 1963年4月11日(イギリス) |
裏面 | Don't Let Me Down |
曲が「元いた場所にもどれ!」っていう内容ですので、ポール・マッカートニーは誤解されないようにきちんと、これは人種差別の意図はなく、反人種差別の意図なのであるということを説明しています。当時、移民などに対して心ない対応をしていた政府や報道機関に対してのパロディ的なメッセージのようです。曲の中に出てくるJO JOや、Loretta Martinは完全に架空の人物だそうです。この曲はポール・マッカートニーが作った曲ですが、ジョン・レノンは高く評価しています。一つの曲がその意図するところで多く注目を浴びたこともビートルズの当時の影響力を物語っていますね。
裏面 : Don't Let Me Down
Get Backの裏のB面の収録曲はこちらです。
ビートルズの歴代シングル売上枚数ランキングTOP10(UK)のまとめ
シングルのヒットソングをランキング形式で見ていきましたが、初期の頃の歌が多いことの驚きました。しかし、それはすごく納得がいきます。なぜならば、単純にアルバムに収録されていなかったから聴きたかったらシングルを買わなくてはいけなかったんですね〜。アルバムには、曲数で見るとカバー曲が半分くらい収録されていたりするのもあります。それをビートルズのオリジナルの曲を入れればって思ったり、逆にカバーが聴けるのは多分アルバム収録のみなので、それはそれで貴重なので良いって考え方もできます。
アルバム収録されており、かつシングルで売り上げている曲を考えると、もしかすると真のシングル第1位は”Can’t Buy Me Love”なのかもしれませんね!
愛はお金で買えないけど、このシングルをお金で買った人がかなりいたってことです。
読んでくれてありがとうございました。アルバムランキング(米国)の記事も読んでくれたらもっとありがとうございます笑
エンジョイ ビートルズ!