ビートルズ歴代アルバム売上枚数ランキングTOP10-米国
1964年の2月に初めてアメリカに上陸したビートルズ。アメリカでの人気はものすごく、社会現象になりました。そんなアメリカでのビートルズのアルバム売り上げをまとめてみようと思います。今回はアルバムの説明と共に、そのアルバムの中での僕が語りたい曲を1曲を選んでみようと思います!
- 1位【 2300万枚 】ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム
- 2位【 1700万枚 】ザ・ビートルズ1967年〜1970年 (青盤)
- 3位【 1600万枚 】アビイ・ロード
- 4位【 1500万枚 】サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
- 4位【 1500万枚 】ザ・ビートルズ1962年〜1966年 (赤盤)
- 6位【 1100万枚 】ザ・ビートルズ1
- 7位【 1050万枚 】ラバーソウル
- 8位【 1000万枚 】マジカル・ミステリー・ツアー
- 9位【 900万枚 】 リボルバー
- 10位【 850万枚 】ヘルプ!
- ビートルズ歴代アルバム売上枚数ランキングTOP10-米国を俯瞰して思う事
1位【 2300万枚 】ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム
Released: 22 November 1968 (UK), 25 November 1968 (US)
このアルバムはみんなホワイトアルバムって言っていますが、”The Batles”なんですよね〜。多くの曲はインドで作られました。Dear Prudenceなんて、そこにいたPrudenceさんについて歌った歌ですからね。なんか、めちゃくちゃ羨ましくないですか?運の良いファンは握手や、サインや写真を撮ってもらったりとかですが、超絶運の良い人は曲まで作ってくれるんですね〜。瞑想にどハマりしていた彼女を心配して作った曲なのですよ。
が、しかし、、、このPrudenceさん、歌については別に嬉しくなかったと言っています笑。さんざんDear Prudenceを語っておいて、今回みなさんに聴いて欲しい曲はI willなのです。この愛に満ちた曲を聴いてください。1分46秒の魔法です。一瞬の曲なのでぜひ聴いてみてください。一瞬だからこそ美しいのです。
2位【 1700万枚 】ザ・ビートルズ1967年〜1970年 (青盤)
Released: 19 April 1973 (UK), 2 April 1973 (US)
いわゆる、青版です!ビートルズ後期の傑作たちが集められた伝説のアルバムです。ビートルズって曲はもちろんですが、アルバムもたくさんあって、何から聴いて良いのかわからないですよね。そんな時にはこの青版から入ってみるといいです。ジャケットはEMI Houseの階段から見下ろした4人になっています。赤版との対比がものすごく印象的です。 さて、この曲のぼくの一番のお気に入りは・・・With A Little Help From My Friendです。リンゴ・スターが歌う曲の中で最高の出来になっています(個人の感想)。また、人柄の良さがドラムに出ているリンゴ・スターが歌ったらぴったりの歌詞になっています。
3位【 1600万枚 】アビイ・ロード
Released: 26 September 1969 (UK), 1 October 1969 (US)
ビートルズのアルバムの中でも、もっとも評価の高いアルバムであり、ビートルズ最後のアルバムになります。Here Comes The Sunなどの歴史に残る名曲なども収録されています。コンセプトアルバムのように、個々の曲が独立しているのではなく、曲がつながっており、一つの壮大なテーマを感じることができます。最後のアルバムが1600万枚を売り上げたことからも、ビートルズがその才能を枯らすことなく幕を閉じたことがわかります。歴史を見れば明らかですが、その後のメンバーのソロ曲がいかにクオリティが高いことか、感動してしまいますよね。当時の天才音楽プロデューサーであったジョージ・マーティンも「誰もこれが最後になるとは知らなかったが、みんなそうだと感じていた」といっています。全く驚かなかったそうです。ビートルズを長年見守ってきた人の言葉だけに、すごく重いですよね。 さて、僕が好きな曲なのですが、やはりHere Comes The Sunです。この曲はビートルズ時代のジョージ・ハリスンの最高傑作だと思います。ジョージ・ハリスンといえば、最初の作曲した曲はDon’t Bother Meですよね。その時に、「最初はだめでも、続けていれば良いものができるんだ」みたいなことを言っていました。僕はジョージ・ハリスンはこの曲で有言実行を成し遂げたと思いました。
4位【 1500万枚 】サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
Recorded: 6 December 1966 – 21 April 1967
このアルバムからお気に入りを1曲選ぶことは非常に難しいです。ですが、どうしても1曲だけ選ぶとなると、最後の曲のA Day In The life、、、かWhen I’m Sixty-Fourですね。A Day In The Lifeは別のところで僕の想いを書いたので、今回はWhen I’m Sixty-Fourについて書きます。この曲の「ぼくが64歳になっても好きでいてくれるかい?」っていうような歌なのですが、ほんわかしたすごく幸せな歌ですよね。ポール・マッカートニーは今年76歳で現役で歌っていますが。64歳なんてほんと通過点だったんだなと思いますね笑。正確には「ぼくが64歳になってハゲても、バレンタインを送ってくれる?」、「まだ必要としてくれる?」ですが、この表現の仕方もたまらなく好きですね。良い歳の取り方を歌ったほのぼの曲、大好きですね!
4位【 1500万枚 】ザ・ビートルズ1962年〜1966年 (赤盤)
Released: 19 April 1973 (UK), 2 April 1973 (US)
そして、このアルバムは青版と同様、ビートルズの傑作集を集めたアルバムです。青版が後期ですので、この赤版は前期の曲を収録しています。必ず青版と赤版のジャケットを見比べて欲しいです。ビートルズの成長が写真からでもわかります。どんどん進化していったんだなって、すこし涙がでます。赤版の頃は皆同じ服で同じような髪型でキメていました。アイドルとしてのビートルズ、グループとしてのビートルズでした。しかし、青版ではもう皆が各々個性を開花させ一人一人が際立っています。 このアルバムの中で僕が一番好きな歌は、、、う〜〜ん、難しいけどNowhere Manですね。男の哀愁が漂う歌ですね。この曲を悲しい男の曲ととってはいけないと思います。
僕の見解ですが、ひとりぼっちなんですが孤高なんですよね。悲しい孤独ではなく、人はさらに一歩ステップを上がるためには時には孤独にならなくてはいけません。じっと静かに考える時期が必ず必要なのです。少なくとも僕はそう捉えたいです。
なぜかって?ぼくも基本ぼっちなんですよ笑!ぼっちソングは無条件で肯定したいのです笑!
6位【 1100万枚 】ザ・ビートルズ1
Released: 13 November 2000
2000年にでたビートルズの前期と後期を合わせてビートルズ全体としてのベストアルバムですね。ビートルズの歴史を俯瞰して厳選された珠玉の27曲が収録されています。赤盤青盤の前に、まずビートルズの初心者が入ると良いアルバムになっていると思います。ビートルズのベストアルバムってところでしょうかね。しかし、ビートルズを知れば知るほど、自分が個人的にハマる曲というのはベストアルバムに収録されていない曲だったりしますよね〜。だからこそ、このアルバムを聴いた後にはみなさんにこのアルバムに収録されていない、自分だけのお気に入りなビートルズの曲を聴いて欲しいです! さて、では僕がこのアルバムの中で一番好きだった曲ですが、ずばりPenny Laneですね。Penny Laneは実際にイギリスのリバプールにあります。この曲を書いたのはポール・マッカートニーで、ここには幼い頃、ジョン・レノンやポール・マッカートニーが住んでいました。Penny Laneというのは一本の道だけではなく、そのあたりの地域の名前って感じのようです。このころはPVを撮って、テレビ局に宣伝のために送っていました。当時のイギリスの風景を見ることができて、大変面白いです。
7位【 1050万枚 】ラバーソウル
Released: 3 December 1965 (UK), 6 December 1965 (US)
もしかすると僕が一番好きなアルバムかもしれません。ビートルズ中期を代表する曲ですね。このアルバムから何か1曲を選ぶのは非常に難しいです。僕が一番好きな曲は・・・・う〜〜〜ん、今回はDrive My Carと答えさせてもらいます。まじで、難しいです。明日はなんて答えるか僕にはわかりません笑。Drive My Carは、最近ポール・マッカートニーの特集番組でポール・マッカートニーが実際に運転しながらこの曲を歌っていました。もう、めちゃくちゃ感動しました。ジョン・レノンのインタビューにあるように、このころからビートルズは好きなように充分時間をとってスタジオ録音できるようになったとか。完成度の高いアルバムだけに、納得ですよね。
8位【 1000万枚 】マジカル・ミステリー・ツアー
Released: 8 December 1967 (UK EP), 27 November 1967 (US LP)
ジョン・レノンが変なアルバムだよねって言っているヒッピー文化全開なこのアルバム。映画もありますよね。映画ではアイコニックな黄色いバスが非常に印象的です。ビートルズのファン向けのマジカルミステリーツアーみたいなのをやって欲しいものです笑。さて、僕が好きな曲はというと、、、All You Need Is Loveと思いきや、I Am The Walrusです笑。この歌詞がまじで意味不明なんで、大好きなんですよね。”コーンフレークに座ってバンが来るのを待つ”とか意味がわからないですよね笑。なんか、こんな曲を聴くと、全てがどうでもよくなって脱力できるんですよ。毎日のピンと張り詰めた毎日から抜け出せるというか笑。癒しの曲より僕はこういう曲を聴くほうが解放された気になります。この曲に対しジョン・レノンは「ぼくの好きな曲でもあり、100年後も評価されてる」って言ってます。その通りだと思います。
9位【 900万枚 】 リボルバー
Released: 5 August 1966 (UK), 8 August 1966 (US)
ジョージ・ハリスンにとってはこのアルバムはラバーソウルの続きのようなニュアンスの作品ということです。ラバーソウルがVol.1ならリボルバーはVol.2のような。もともと、このアルバムの名前は「アブラカタブラ」だったそうな。しかし、他のアルバムでそのタイトルがすでに使われていたようで、最終的にリボルバーになったようです。リンゴ・スターは、「このころから、みんなが自身の音楽性に目覚めていった」と語っています。僕の好きな曲はHere, There And Everywhereです。この優しいラブソングが好きなのは、相手との距離感がものすごく好きです。初期の頃のラブソングと違って、見守る感じのラブソングになっている気がして、もしかしたらこういう面でも成長したのかなって思います笑。この曲を書いたのはポール・マッカートニーで、ジョン・レノンの家のプールサイドに座って、ジョン・レノンが起きるのを待っている時に作った曲です。
ジョン・レノンがもし起きていたら、この曲はできていたのでしょうか。寝ていたジョン・レノンに感謝ですね。いろんな状況で名曲が生まれるんですね〜。本当に面白いです。
10位【 850万枚 】ヘルプ!
Released: 6 August 1965 (UK), 13 August 1965 (US)
最後のアルバムはヘルプ!ですね。その名の通り、一番有名な曲は誰がなんと言おうと、ヘルプ!ですよね。なんでも鑑定団など、超有名番組でも使われていたし、みんなが知っている曲だと思います。しかし、個人的にハマる曲って、有名な曲の後ろ側にあったりしますよね。HELP!のアルバムも本当にその通りで、隠れた名曲が揃っています。今回1曲だけあげるとすると、You’ve Got To Hide Your Love Awayです。好きすぎです。HEY!と叫ぶ部分があるんですが、その部分が特にかっこいいです。また、あまりビートルズの曲では使われない?フルートのサウンドも聴いていてすごく気持ち良いです。映画のHELP!の間奏の曲になるんですが、このように最高の曲たちが映画のところどころに出てきて、見ていてすごく楽しかったのを覚えています。ビートルズのアルバムの売上No.10はヘルプ!でした!
ビートルズ歴代アルバム売上枚数ランキングTOP10-米国を俯瞰して思う事
1位から10位までざっと計算してみると、(ぼくの計算間違えがなければ)トータル1億3500万枚・・・。これ、まじですかってレベルですよね。日本の人口が1億2700万なので、日本人に一枚ずつアルバムをもたせても、まだ800万枚の余裕があるわけです。800万って言ったらホンジュラスの人口ぐらいなので、日本とホンジュラスをぎゅっとして配ったらちょうど良いぐらいの数ですよね。もう、ビートルズが世界規模なのは数字を見たら明らかですよね。「ビートルズはすごい」とか、「ビートルズは神」とかふわっとした言い方ではなくて、きちんと数字で評価をしてみるともっと、「ビートルズはただもんやないな」とか的確な表現ができると思います笑。読んでくれてありがとうございました!
エンジョイ ビートルズ!